テクニカル分析編の集大成として実際にこれから使っていくトレードの作り方の一例を紹介します。
5つの基準に従って作ってみてください!
①資金と毎月の利益目標
トレードを始めるにあたって最も重要なのは、現在の資金に対して実現可能な利益目標を設定することね。
例えば、『10万円の資金で毎月100万円稼ぎたい』という目標と、『1000万円の資金で毎月100万円稼ぎたい』という目標では、取り組み方や難易度が全く異なるわ。
比較画像
同じ額なのに、前者の場合は資金を毎月10倍に増やさなければならないけれど、後者は毎月10%の増加で目標を達成できるんだよね。
明らかに後者の方が実現可能性が高いよ。
にゃにゃ、後者のほうがいいにゃん!
その通り。だからこそ、自分の資金に対して実現可能な目標を立てることが大切よ。
ただし、目標に『正解』はないわ。
手法によっては10%の増益も、10倍の増益も不可能ではないからね。
目標を決めるときは、自分の手法やスキル、市場の状況を考慮して、現実的な目標を設定することが大事だね。
自分に合った目標を見つけるにゃ!
②トレードの時間軸
トレードの時間軸選びは、設定した利益目標に大きく依存するわ。
たとえば、5倍以上の利益を目指す場合はスキャルピング、1倍~5倍を目指す場合はデイトレード、そして資産運用であればスイングトレードが適しているわ。
なるほど、目標に応じてスタイルを変えるんだね。
ちなみにスイングトレードでは初期資金が大きい方が有利だけど、スキャルピングではそこまで大きな資金は必要ないんだよね。
自分の今の資金と相談にゃ!
そうね。例えば、スイングトレードで毎月資金の50%の利益を目指す場合、初期資金が1000万円あれば、その月の利益目標は500万円になるわ。
だから、自分の利用できる資金と、目標とする利益を考慮して、取引スタイルを決めることが重要よ。
目標利益率が高ければ高いほど、リスクも高くなるってことも覚えておく必要があるね。
資金と目標に合わせて、バランスよく選ぼうにゃ!
③取引対象
トレードでの取引対象は幅広く、通貨ペア、商品、株価平均、仮想通貨など多岐にわたるわ。
基本的にテクニカル分析の方法は変わらないけれど、それぞれの取引対象には独自の特性があるのよ!
例えば、ポンドは値動きが荒く、ストップ狩りが頻繁に行われやすい特徴があるんだよね。
ゴールドは水平線やトレンドラインで綺麗に反発しやすいって聞いたにゃ!
そうね。また、株価平均は長期的に見て上昇トレンドが続いているため、ロングが優位という特徴もあるわ。
また仮想通貨は半減期などの独自のファンダメンタルズが価格に大きな影響を与えることもあるの。
だから、どの市場を選ぶかによってトレードスタイルも変わってくるんだね。
長く安定的にトレードで収益を上げたいなら、取引量が多くてテクニカル分析が当てはまりやすい通貨ペアがオススメよ。
例えばユーロドルやドル円のようなものね。
取引量が多いということは、市場が安定していて予想外の値動きが少ないということだからね。
テクニカル分析を活かすためにも、適切な取引対象の選択が大事なんだね。
特性って大事にゃ!
④取引時間帯
ロンドン市場のオープンからニューヨーク市場の前半までの時間は、トレードのゴールデンタイムだと言われているわ。
この時間帯は取引量が多く、テクニカル分析の有効性が最大化されるの。
仕事から帰ってきて寝るまでの時間ね。
ちょうどいいわ!
早朝とかじゃなくてよかったにゃ!
また、オセアニア時間や東京時間は、ロンドンやニューヨークの時間帯に比べて取引量が少なく、ボラリティも低いの。
その結果、トレンドが形成されにくくなるわ。
だから、可能な限りロンドンとニューヨークの時間帯にトレード時間を絞ることをオススメするよ。
これなら兼業でも十分に取引チャンスがあるわ。
夜に稼ぐにゃ!
⑤手法選び
資金が少ない人は1日の中で短期間の間に順張りでトレンドに乗ることで利益を上げるスキャルピングがオススメよ!
使うテクニカル分析は何でも良いのかな?
そうね、移動平均線を使うのも良いし、ボリンジャーバンドを使うのも一つの方法よ。
大切なのは、自分が狙うべき値動きを過去のチャートを通して分析し、それに合った手法を選ぶこと
過去チャートをチェックして、自分に合った手法を見つけるのにゃ!
重要なのは、どのような相場で利益を上げるかをイメージできるようになることだね。
あとは実践あるのみにゃ!
今回でスタディーポイント3『テクニカル分析』編は終了です。
基礎レベルですが必要十分の知識は手に入れたはずです。
次の記事ではプレアカデミーでの学びを深めたい人だけが入れるアカデミーについて紹介しています。
ぜひアカデミーで知識をスキルに変えていってください!
次に読む記事はこちら!